Th.M. 課程
旧約神学
- 神学専門大学院(Th.M.)旧約神学専攻は、神学大学院(M.Div.) 3年の課程のあいだ学習した旧約聖書の主要書籍である「モーセ5経、前期予言書、詩歌書、知恵書、後期予言書」の中で特定の本を選別し、 深く研究することにより、本文を自ら解釈できる能力を身につけ、旧約・新約セミナ-を通して健全でバランスの取れた福音主義神学を伝播する牧会者を養成する。
新約神学
- 新約専攻は新約聖書の基本背景と歴史的、文化的、文法的、社会的聖書解釈を通じた健全な福音主義的聖書解釈を目指し、これと共に現場の牧会でも簡単に適用できる新約聖書全般に関する聖書講解を主に実施することにより、 知性を備えた21世紀の韓国教界はもとより、グローバル時代に全人格的な神様の人の養成に最善を尽くす専攻である
キリスト教相談学 & 牧会相談学
- 聖潔(ソンギョル)大学神学専門大学院のキリスト教相談学&牧会相談学専攻は、2002年開設以来、福音主義的人間論に基づき、人間の全人格的な回復と変化をサポートするキリスト教相談者を養成し、現場で活用できる研究を行う。カリキュラムと卒業後進路方向は以下のようになっている。
*カリキュラム教科目としては、相談課程と技法、家族相談セミナー、青少年心理と相談セミナー、及び危機相談セミナーなどがある。このような教科目は相談者国家資格(青少年相談者、保険福祉家族部)を取得するために必修科目でもある。また福音主義キリスト教相談の正体制を表す教科目として、牧会相談の理論と実際、聖書的相談セミナー、タイトル別キリスト相談セミナー、キリスト教相談研究セミナー、牧会相談研究セミナー、神学と心理学統合セミナー、異常心理と牧会相談セミナーなどがある。
*卒業後、進路相談機関、又は学会で求める手続きを経て資格証を取ることができる。相談者資格証取得後、教会、キリスト教相談センター、青少年相談センター、家族相談センター及び社会福祉施設などで専門相談家として活動できる。また専攻博士学位(D.C.C.)取得後は相談センター開設及び後學を養成する専門家として活動できる
宣教神学
- 宣教神学に関して簡単に紹介すると、宣教神学は西洋帝國主義の發興と共に西洋の宣敎師たちが世界中に広がった19世紀半ばに、その独立性を主張することにより、神学の中で学問的立志を正当化した。そして第2次世界大戦以来、新生独立国家が生まれた1960年代以降、宣教が教会活動と存在において大切でり、宣教こそ教会の存在理由そのものだという認識が広がるにつれ発展してきた。新約学者であり宣教学者でもあるデイビッド・ボシは、これを宣教神学から宣教的神学への動きと呼んだ。こうした意味から宣教神学は、神学と宣教の実践を一つに繋げる二重的使命を持っている このため宣教神学は神学、歴史、実践学問に深く依存しながら同時に行動科学、すなわち文化人類学、社会学、言語学、宗教現象学の分野に深く繋がっている。宣教神学は決して靜的な学問でなく、キリストの福音を伝えるべく社会、文化、宗教の状況に適応し、常に変化する世界と繋がっている動的実践学問である。現在宣教神学は独立された学問として自分の正體性を持っているものの 実際に他の学問の領域と必要な関係を結んでおり 結局全ての学問を集める統合センターになってほしいものである
実践神学
- 実践神学は現場のための学問である。全ての神学も同じであるが、特に実践神学は、人、現場、環境、問題、実験、対案、試み、そしてその中で神様に注目する。このように現場との絶えない対話や相互作用なしには正しい神学は不可能であるためだ このような実践神学の持つ特性を実際化し、具体化する目的を持つ本課程には、現代説教学主題研究、礼拝類型研究、少グループとセル(cell)牧会、現代説教形態研究、礼拝と聖禮全研究、現代牧会と伝道神学、特殊牧会と年齢別説教、治癒牧会、教育行政及びリーダーシップなどが開設されている。
歴史神学
- 歴史神学は、神学の様々な領域の歴史的根本に接近する学問として、世界教会史、韓国教会史、神学思想史、世界宗教史などの科目が歴史神学に属している。皆様は歴史神学を修学することにより、学問的知識と通察力はもとより、キリスト教の歴史観に即した生き方の知恵を教えてもらう非常に有益な勉強になる。
キリスト教倫理
- キリスト教倫理は、神様の前でキリストの生き方や教えに従って生きていく良識について専門的に研究する学問分野である。神学修士(Th. M.)課程の研究領域は以下のようになっている。1.聖書倫理 2.牧会倫理 牧会倫理は聖書的牧会倫理をもとにする。3.社会倫理分野 社会倫理分野にはウェスリの社会倫理、奉仕倫理と福祉倫理が属する。4.文化倫理 倫理は必然的に文化を成し 文化はまた倫理の動機となる。行動と生き方、それから文化との関係を研究する。5.生命・医療の倫理 生命・医療の倫理分野は、生命の尊厳性問題と医学の発達により発生した医療問題を扱う。神学博士(Th. D.)課程の研究領域は以下の通りである。1.旧約倫理分野 旧約倫理には旧約の分類によりモーセ5経倫理、歴史書倫理、予言書倫理などが属する。2.新約倫理分野 新約倫理分野にはキリスト倫理とバウル倫理などが属する。3.社会倫理 4.政治・経済倫理 5.科学技術倫理 6.宗教倫理 様々な宗教が見せる生き方の様式が扱われる 7.倫理神学者らの倫理思想 Trutz Rendtorff, Werner Elert, Helmut Thielicke などがこの領域に属する 8.課程倫理と性倫理などである
組織神学
- 組織神学専攻は、神様の御言葉、すなわち聖書にある主題を体系的に研究する学問分野である神学修士(Th. M.)課程の研究領域は次のようになっている。
1.聖潔教会の神学分野 四重の福音と聖潔教会の神学がこの領域に属する。
2.神学方法論 神学方法論は、神学を研究する方法論を扱う。
3.組織神学の歴史に対する領域 この分野には教会と神学の論争、最近の神学、現代神学などを含む
- 神学博士(Th. D.)課程の研究領域は次のようである。
1.聖潔教会の神学分野 この分野では聖潔論とウェスリ神学が属する。
2.福音主義神学とカルビン神学
3.現代神学者たちの神学分野、ユライエルマハ、ティリヒ、バルトなどが属する。
4.ポストモダニズム
5.正統組織神学分野 この分野には神論、キリスト論、人間論、聖靈論、教会論が属する 神学である
M.A. 課程
キリスト教教育学(M.A)
- キリスト教教育専攻は、健康な教会、成熟したキリスト人、幸福な家庭を築くために教育的指導力を研究する学問分野である。特に教育牧会を通じ時代の変化に能動的に対処し、信仰共同体の持續的成長と発展方案について研究する。このため現代の牧会において求められる様々な指導力開発や、教会状況に適した特性化されたプログラムの開発、及び 教会の教育的技能と役割修行のため聖書の知識を、キリスト教の生き方に繋げるための研究と専門的指導力開発に重点をおいている。
各課程は専攻別、上位課程への進学(Th.D. と D.C.C.)が可能である